⑫ 保全と粟田焼


永樂保全は青木木米(解説⑪参照)、仁阿弥道八と並び、江戸後期の名陶工とされます。

樂家と共に茶陶で知られる西村家の11 代目を継ぎ、紀州徳川家から永樂姓を賜ります。

粟田で修業し、洛中の本家(西村家)に戻りますが、本焼きは粟田に借窯します。

革新かつ明るい作風で知られています。

秋草絵茶碗/永楽保全作(野村美術館蔵)
https://nomura-museum.or.jp/