⑨ 仁清と粟田焼


京焼で「色絵」(解説④参照)を完成させたのは、江戸初期の野々村仁清です。

仁清は粟田で焼物を修業したとも伝えられ、その後に仁和寺前に移り窯を構えます。

仁清は優れた轆轤の扱いによる造形、大胆な構図による明るい絵画的な装飾の双方で高い評価を得ている名工です。

金筋茶碗(野々村仁清)
野村美術館蔵