③ 製刀の土


日本刀の機能と美を決定づける一つは良質な土とされます。

刀身となる鉄を折っては延ばし、合槌で「鍛錬」を繰り返して、姿形を整え、焼き入れを行いますが、その際に土を塗って「反り」と「刃文」をつくるからです。

三条宗近は、その土を稲荷山から採取しますが、その稲荷山とは今の「ウェスティン都ホテル」のある場所と想定され、同ホテルの中腹には神社が立っています。

「御百稲荷神社」ウェスティン都ホテル京都内の山の中腹にあり、「蹴上の稲荷」とも称されます