② 登り窯


かつて粟田に多く築かれた「登り窯」とは、階段状に複数の窯を繋げる型式であり、一度に大量に陶器を焼くことが可能です。

大陸から伝わり、京都では粟田で初めて築かれました。

現在、粟田から「登り窯」は無くなりましたが、五条坂には粟田焼の安田家(解説①参照)が築いた全長10M超に及ぶ「元藤平窯」が現存します(下図参照)